







遠山 | 景徳鎮 · 手作り影青磁器茶器セット
伝統的な中国山水画の静かな奥行きに着想を得た 「遠山」(Distant Peaks)茶器セット。景徳鎮で高温焼成の磁器を手作りし、柔らかく光を通す影青釉(青白磁の釉薬)で仕上げています。繊細な青緑色と明るい透明感で知られる影青磁器が、周囲の光に応じて微妙に変わる、霧のように涼やかな表情を与えます。
茶壺、蓋碗、茶海、茶杯には、遠山、松、幾重もの風景を、表面への印刷ではなく磁器の素地への浮彫で表現しています。彫りの深さによって光の受け方と通り方が異なり、通常の光では控えめな景色が、後ろから光を当てるといっそう明瞭に浮かび上がります。彫りと透光性のある釉薬が響き合い、霧の中から風景が現れるような静かな奥行きを器に生みます。 蓋碗は、茶葉を入れてお茶を淹れるための蓋付きの碗です。
デザインは、永く連なる山々、流れる山水、穏やかに続く時間という中国の伝統的な考え方に着想を得ています。強い色や重い装飾ではなく、透光性、質感、陰影の微妙な変化によって表情を作っています。
おそろいの茶壺は、丸みのある器体を山水の彫りが巡り、曲線の注ぎ口と輪状の持ち手が形を引き締めます。同じ柔らかく光を通す影青釉で仕上げ、工夫茶のお茶を淹れる際に、蓋碗と使い分けられます。 工夫茶(Gongfu)は、小さな茶器を使い、同じ茶葉を短時間ずつ繰り返し淹れて楽しむ方法です。
蓋碗にはおそろいの受け皿を添え、工夫茶のお茶を心地よく淹れられる形にしています。緩やかに広がる縁が、持ち方と注ぎ方を調整する余地を生み、器に合う蓋の位置を変えることで、茶湯の流れを調節し、大きな茶葉を内側にとどめられます。
おそろいの茶海にも山水の彫りをつなげ、明瞭な注ぎ口がすっきりと安定した流れを生みます。茶杯にはそれぞれ山の景色の一部を配し、茶卓に並べると統一感のある景色が広がります。
淡い内面は、茶湯の色と澄み具合を観察するための自然な背景にもなります。装飾としてだけでなく、お茶を丁寧に味わう道具としても実用的なセットです。
約 1280°C を超える温度で焼成し、日々の使用に適した緻密でなめらかな磁器素地に仕上げています。制作の過程により、釉薬の色、彫りの深さ、透光性に一つひとつ微妙な違いが自然に生まれることがあります。
• 産地:景徳鎮製
• 商品内容:
茶壺 × 1 点
受け皿付き蓋碗 × 1 点
茶海 × 1 点
茶杯 × 6 客
伝統的な磁器製法を用い、景徳鎮で手作りしています。一つひとつに固有の意匠と仕上がりがあります。
発送準備期間
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その他の地域:5–14日
• 中南米:10–20日
• その他の国:10–20日
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• サウジアラビア
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磁器の伝統
景徳鎮:磁器が芸術となった場所
景徳鎮は何世紀にもわたり、中国磁器の中心であり続けてきました。陶磁器の伝統は2000 年以上前にさかのぼり、官窯の歴史は千年を超え、御窯での生産も六百年以上に及びます。幾世代もの職人が土、釉薬、筆、炎の関係を磨き、中国を遠く越えて磁器に影響を与える伝統を築きました。
宋代の明るい青白磁から、元代の名高い青花磁器、さらに明・清の御窯が生んだ高度に洗練された作品まで、景徳鎮は技術と芸術表現の両方を発展させ続けました。その磁器は繊細さ、透光性、職人技で称賛され、中国の「磁都」という揺るぎない名声をもたらしました。
その伝統は今も息づいています。伝統的な手作りの技法と現代の陶磁器制作が共存し、世代を超えて蓄積された知識を守りながら、景徳鎮磁器は進化を続けています。

手で生まれるかたち
かたちの始まり
景徳鎮磁器は、一つひとつの形づくりから始まります。職人は手の感覚と経験を頼りに、比率、バランス、素材の自然な反応に細心の注意を払って土を形にします。この初期段階の小さな調整が、完成した器の個性を決めます。

手触りで磨き上げる
線の一つひとつに精度を
素地がある程度乾いたところで丁寧に削り、輪郭、厚さ、高台を整えます。少しずつ土を取り除き、軽さと強度の理想的な調和を目指します。この静かな精密さが、上質な磁器を支える基盤の一つです。


釉薬の美
奥行き、光、表情
釉薬は、磁器の見た目と触感の両方を変えます。丁寧に調整して施すことで、透光性、質感、完成した表面での光の動きに影響します。その最終的な表情が現れるのは、窯の高熱を経た後です。


手が生む細部
一線ずつ刻む技
装飾は、磁器の素地に直接施すこともあります。職人が専用の道具で細部を一つずつ手で彫り、整えることで、表面に奥行きと動きが生まれます。すべての跡が完成形の一部となるため、確信と節度の両方が求められます。

炎に入る前に
窯への支度
焼成前の磁器は、ゆっくり均一に乾燥させる必要があります。未完成の器を風に当てて並べ、窯に入れる前に素地の残った水分を抜きます。この静かな工程でも、待つことが技の一部です。

炎による変化
最後の変化
焼成は、土、釉薬、職人技が永続的な磁器へと変わる瞬間です。窯の中で丁寧に制御された熱が素地の構造を変え、釉薬を表面と一体にします。それまでの工程では想像するしかなかった色、透光性、個性が現れます。
景徳鎮の伝統的な制作では、窯焚きに温度、雰囲気、時間への細心の注意が求められます。それまでの工程をすべて精密に行っても、最終的な結果が分かるのは、窯が冷えて作品を取り出した後です。各工程が一つ前の工程に密接につながり、窯焚きによって景徳鎮の伝統的な製磁工程が締めくくられます。

ついに現れる姿
土から磁器へ
焼成を経て初めて、作品の全体像が現れます。形、釉薬、色、表面の表情が一つになり、工程を通じて重ねた判断の結果が姿を見せます。
上質な景徳鎮磁器は、見た目の美しさだけでなく、洗練と機能の調和によっても評価されます。器体の比率から釉薬の澄んだ表情、装飾の細部まで、完成した器には多くの専門の職人による仕事が積み重なっています。
原料の土は、技によって形づくられ、炎によって完成する磁器となりました。

