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カート

カートの中身が空です

にんにく鳥 | 手作り結晶釉陶器 茶寵

セール価格$60 USD


税込み。

スタイル:Gradient Orange
在庫あり

「にんにく鳥」(Garlic Bird)は、名前に遊び心を隠した手作り陶器の茶寵です。中国語の「蒜鳥」は、日常の「算了」、つまり「気にしない」「もういい」「手放そう」という表現をユーモラスに響かせます。柔らかな丸い鳥の形と自由に回る台が、日々の心配を脇に置き、茶卓の今このひとときを楽しもうと、軽やかに語りかけます。

工夫茶の文化の茶寵は、お茶を淹れる間、茶盤や茶卓に置く小さな仲間です。お茶そのものの抽出には使いません。茶の空間に個性と雰囲気を添え、器や茶葉、淹れるリズムとともに眺めて楽しむ品です。「にんにく鳥」は、この伝統を親しみやすく遊び心のある形で紹介します。 工夫茶(Gongfu)は、小さな茶器を使い、同じ茶葉を短時間ずつ繰り返し淹れて楽しむ方法です。

長く緩やかに曲がる首と、にんにくの球根を思わせる丸い胴が「蒜鳥」の名の由来です。なめらかな姿をおそろいの陶器の台が支え、内蔵された回転部によって鳥を 360 度回せます。この小さな仕掛けが動きを添え、茶卓だけでなく、机や飾り棚にも合います。

表面は結晶釉で仕上げています。焼成中に釉薬の中へ結晶のような模様が自然に現れる陶芸技法です。窯の温度、釉薬の厚さ、結晶の育ち方によって、最終的な模様を完全に決めておくことはできません。色の集まり方、にじみ方、重なり方が一つひとつ異なり、氷のように柔らかく光る、その焼成だけの表面を作ります。

この自然な予測できなさが、デザインの大切な一部です。結晶の大きさ、密度、位置、色の移り変わりが個体ごとに異なるため、二つとしてまったく同じ 「にんにく鳥」はありません。こうした微妙な違いは欠点ではなく、それぞれの茶寵の個性となります。

柔らかい単色のグラデーションから、より表情豊かな多色の仕上がりまで、7 種類のカラーをご用意しています。どれも淡い結晶の器体と柔らかく混じる釉の表情を保ち、色が強くなりすぎない穏やかな印象です。

専用のギフトボックスに収めた 「にんにく鳥」は、茶卓の仲間にも、小さな意味を込めた贈り物にもなります。言葉遊び、自然に変化する結晶釉、回転する形が静かなユーモアを生みます。茶卓へ持ち寄るのに一番よいのは、ただ何かを手放してみようという気持ちかもしれません。

• 産地:徳化製

• 商品内容:
結晶釉陶器 茶寵 × 1 点

伝統的な陶器製法を用い、徳化で手作りしています。一つひとつに固有の意匠と質感があります。

選択肢のご案内

  • オレンジのグラデーション (Gradient Orange)
  • 黄色のグラデーション (Gradient Yellow)
  • 緑のグラデーション (Gradient Green)
  • 青のグラデーション (Gradient Blue)
  • ピンクのグラデーション (Gradient Pink)
  • 紫のグラデーション (Gradient Purple)
  • 七色 (Seven-Colour)

磁器の伝統

徳化:3,700 年を超える陶磁器の伝統

中国・福建省の徳化では、3,700 年以上にわたり、陶磁器が地域の文化を形作ってきました。考古学的な発見から、夏・商の時代にはすでにこの地域で原始青磁が作られていたことが分かり、徳化は中国陶磁文化の重要な初期拠点の一つに位置づけられています。

宋・元の時代には、徳化磁器が海のシルクロードを通じた重要な輸出品となりました。明代には、その格別に精緻な白磁が海外でも評価され、後にヨーロッパでBlanc de Chine、すなわち「中国の白」と呼ばれるようになりました。

徳化の陶磁器の伝統は、白磁だけにとどまりません。職人たちは長い歴史の中で、青磁、青花磁器、色釉の器、彫塑、華やかな装飾を施した器を生み出してきました。今日もその伝統は、昔ながらの技と現代の陶磁器デザインの両方に受け継がれています。

土からかたちへ

磁土を整える

徳化磁器づくりは、磁土を丁寧に整えることから始まります。原料を精製し、混ぜ合わせ、寝かせ、水分、純度、均一さを成形に適した状態へと調整します。この段階で生まれる安定性が、成形、削り、装飾、施釉、焼成まで、後のすべての工程に影響します。

型を用いる作品では、磁土を液状の泥漿にして石膏型へ流し込むことがあります。型の内側に徐々に薄い層が形成され、均一な素地ができます。その後、型から取り出し、手作業で形を整えて組み立てます。

丁寧な土づくりが、その後の職人技に必要な均一さと強度を素地にもたらします。

手で生まれるかたち

調和から始まる造形

徳化磁器は、デザインに応じて、ろくろ、手びねり、型などで成形されます。茶器のろくろ成形では、細やかで的確な動作を重ね、器の容量、曲線、比率を作り上げます。

職人は、まだ柔らかく成形できる土がどのように動くかを理解しなければなりません。力加減、回転速度、手の位置の変化が、器壁の厚さ、対称性、完成形のバランスを左右します。

ろくろの上で自然に見える動きの背後には、長年の経験があります。その後の工程に耐える強度を保ちながら、繊細で軽やかに感じられる素地を目指します。

手触りで磨き上げる

曲線の一つひとつに精度を

素地がある程度乾いたところで丁寧に削り、輪郭、厚さ、高台を整えます。余分な土を少しずつ取り除き、軽さ、強度、比率の理想的な調和へと近づけます。

目と手の感覚の両方で確かめる工程です。削りすぎると素地が弱くなり、残しすぎると完成した器が重く感じられます。

茶器では、こうした微細な調整が、置いたときの安定感、注ぎやすさ、手になじむ感触にも影響します。この段階での精度が、完成した形に静かな洗練をもたらします。

手が生む細部

個性がかたちになるとき

形を整えた後、装飾が一つひとつの作品に個性を与えます。デザインに応じて、職人は磁器の素地に直接、彫り、線刻、立体的な造形、絵付け、装飾の取り付けなどを行います。

徳化の職人技は、緻密な浮彫や彫塑から、手描きの文様、釉下彩、繊細な表面装飾まで多岐にわたります。施釉と焼成を経ても線や質感が明瞭に残るよう、どの技法にも確かな制御が求められます。

控えめな意匠も華やかな装飾も、こうした細部によって、実用の器を個性ある作品へと変えていきます。

釉薬の美

色、奥行き、表情

釉薬は、徳化磁器の最終的な表情を決める重要な要素です。焼成前に施され、色、透光性、質感、完成した表面での光の動きに影響します。

澄んだ柔らかな光沢、青磁の色調、深みのある色釉、絵付けや金彩を引き立てる表面など、作品ごとに求められる表現は異なります。下地の形を覆い隠さず引き立てるために、釉薬の厚さと均一さを丁寧に調整します。

焼成中に釉薬と磁器の素地が溶け合い、静かで控えめな表情や、色と奥行きに富む表情が現れます。

炎による変化

炎がかたちを完成させる

焼成は、磁器づくりにおける決定的な変化です。窯の中の高熱が素地をガラス化させ、釉薬と一体にすることで、作品の最終的な色、質感、密度、個性が現れます。

温度、窯内の雰囲気、置き方、時間はいずれも仕上がりに影響します。絵付けは最終的な色を帯び、釉薬には奥行きと表情が生まれ、素地は高温焼成の陶磁器ならではの強度と響きを得ます。

それまでのすべての工程を精密に仕上げても、結果が完全に分かるのは窯が冷めてからです。徳化における窯焚きの長い歴史は、その陶磁器の伝統を支える基盤の一つです。

ついに現れる姿

土から磁器へ

焼成と冷却を経て、初めて作品の全体像が現れます。形、釉薬、色、装飾が一つになり、工程を通じて重ねた判断の結果が姿を見せます。

徳化磁器には、Blanc de Chine の控えめで明るい美しさから、青花の絵付け、青磁、色釉、金彩、現代的なデザインまで、多彩な表現があります。そのすべてをつなぐのは、丁寧に整えた原料、熟練の技、世代を超えて受け継がれた製磁の知識です。徳化の歴史にも、初期の青磁、宋・元の青白磁、明の白磁、その後の青花や多彩な色絵磁器の発展という多様性が記録されています。

茶器では、洗練と実用性の両立も欠かせません。よく作られた器は、手に持つとバランスがよく、使いやすく、茶席でも調和します。

原料の土は人の手で形を与えられ、炎によって変化し、技を通じて固有の表情を持つ磁器となりました。

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